Today タコメータ取り付け 20171104
Today タコメータ取り付け

スクーターチューンで遊ぶため、Todayに軽量クラッチを入れたり、ウエイトローラーを変えたりしてみているのですが、
具体的に何がどう変わったのかをより確実に読み取るためにもタコメータの必要性は感じていたので、Amazonで1400円程度のタコメータを、
レビューを見たかぎり期待はできなさそうですが、最悪飾りにでもなればよしと買ってみました。
メーター用電源とパルス入力線の緑、黒、黄の太い線とイルミネーション電源用の赤黒の線があります。
まずはテストのために、ファンクションジェネレータをパルス線に接続し、エンジン回転数の例として1000〜10000RPMくらいの範囲でいくつかの周波数に設定し入力してみましたが、
周波数を二倍にしても針は二倍にならず、さらに上げていくと逆に落ち込むといった具合でろくな動作をしません。
入力をなるべくリアルにしようと、ノコギリ波を入れたり、デューティをしぼってパルス状にした矩形波にしてみたりしてもまともな動作をしません。
デジタル回路なら閾値を超えた時点でパルスとしてカウントされるだろうからどんな波形でも問題ないと思ったのですが・・・
こういう動作をするということは、アナログ回路を使って、パルスを平滑した電圧を表示するだけ、みたいな雰囲気だけのものなのか?と疑いが出てきます。

この結果で付ける気をなくし数か月放置するのですが、ある日飾りと割り切って取り付けることにしました。

まずYB-1で試してみました。こっちでうまくいけばYB用にも一個買おうと思いましたがアイドリングで4000回転近くを示しています。
以前Arduinoにパルスを入力してシリアルモニタに回転数を表示させた時はパルスを1/4したときに800回転程度を示していたので、
そのまま1/4されずに出ているとすればある程度ちゃんとしているのか?

YB-1には使えなさそうなので予定通りTodayに取り付けることにします。
パルスはCDIへのパルス入力を分配して入れればいいと思うので、CDIのピンアサインを調べます。
CDIユニットの大きなコネクタから出ている青/黄の線がパルス線らしいのでコネクタから端子を抜き取り、線をはんだ付けしてメーターまで引っ張ります。

青色の線がパルス線。はんだ付けで分岐。
メーター用電源はスピードメータのイルミネーションがキーオンと同時に点くので、ここから取れそうです。
タコ用のイルミネーションもこれにまとめてしまえばよいでしょう。カウルを外して線をたどります。
スクーターは何かするたびカウルを外さなければならないので非常に面倒ですね。
一度線を間違えましたがそれ以外は特に障害もなく配線を終えました。
イルミネーションは派手なので、雑な固定と相まってイジってるというハッタリは利いています。

エンジンをかけてみると、1200回転くらいを示しています。お?これは・・・
オートチョーク?が閉じて回転が落ちると800回転ほどになりました。
スロットルをひねると、レスポンスよく針が音に追従しています。
これなら回転数にオフセットがあっても変速回転数の相対的な変化が読み取れます。
走り出すと3000回転くらいでクラッチがつながり、5000回転くらいで変速が始まるのか、メータが止まり、速度だけが上がっていきます。
8000回転くらいで速度が頭打ちになり、そこからはじりじりと8200回転くらいが限界といった感じです。
調べるとTodayのリミッターは8000回転らしいのでリアルな数字です。
上限と下限がそれっぽい数値で、かつ針の動きがリニアならほぼ信用していいといえるでしょう。
ファンクションジェネレータでの実験はなんだったのか?
メーカーがホンダ4stエンジンをベースにチューニングしたアナログ回路だからtodayにも合っていたということなのでしょうか。

ともかく、うまく動いて一件落着でした。





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