281006


89年式KDX200SR、ネットオークションで5桁という格安で購入した割には機関は良好だったのですが、
燃費は14km/Lと排気量が200ccしかないくせにコンパクトカー並みにガソリンを食います。
しばらく経って気づきましたがタンクにヒビ割れがあるらしく停車しておくとしばらくすると地面に染みが。
br> このままでは駐車場のアスファルトがガソリンで溶けて砂利になってしまいます。 しかも、燃費がやけに悪いのは想像以上にガソリンが多く漏れているせいではないのか?と思い始め、
これらの欠点(普通はナイ)を一挙に解決するためタンクの補修方法を考えていました。

1、ひび割れへのコーキング材などの塗布←耐ガソリン製のあるものを選ぶ必要がある
2、はんだ付け←表面を磨く手間、リスク そもそも手持ちのコテで出力が足りるのか?
3、タンクコーティング材の使用←3000円程度と上より高い、車種、容量、作業者の性格などで仕上がりが変わる
4、タンク交換←あまり出回ってないし、高いし、状態が悪かったりする

なにが適しているかよくわからないので手をこまねいていましたが、とりあえず漏れている量を調べようとタンク下に受け皿を一晩置いておくと
翌朝にはその皿がいっぱいになるほどの量がありました。どうやら量が少なく見えたのは揮発したりアスファルトに吸い込まれていたからのようです。
これはまずい。ゴーストライダー状態になる前にとにかく手を出してみようと早い、安い、リスクの低い1から試すことにしました。
しかし、何を塗るかが重要で、ネットで調べてもシリコンシーラントやボンドはガソリンに侵されるとかアレはだめだとかコレはどうだとか意見が多く
根拠がはっきり書かれていなかったりしてどれも決定的ではなかったので、ある日100均で見かけた瞬間接着剤をコレでいいや、と買ってきました。

さっそく作業をはじめました。
まず、タンクを外します。タンクはバルブとキャブをつなぐホースを外し、ヘッドパイプ付近両側のネジとシートを外したところのRピンを抜くだけで外れます。


携行缶に残っていたガソリンを移し、裏返してひび割れ箇所を探します。汚れやガソリンによる濡れをふき取ってよく見ると、
バルブへ伸びる出っ張りの根元に何度拭いてもガソリンが染みてくるところがありました。

ガソリンを拭いて、染み出す前に手早く接着剤を塗ります。作業自体は30秒で終わりました。こんなんでいいのか?
とはいえこれ以上できることもないので、ついでにキャブのアクセルワイヤー部のキャップを固着対策に一度緩めたり、フレームの汚れを拭いたりしたあと、 タンクを取り付けて作業を終えました。

移したガソリンをタンクに戻してしばらく放置してみましたが漏れてくる様子はありません。

その後タンクを満タンにして100kmほど走ってみましたが、未だ漏れは再発していません。燃費は16km/L台に改善しました。
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